10月3日

午前 目のフレイル

午前の講義は

「目のフレイル予防はドライアイ対策から」のテーマで、健康管理士の立道兵祠先生にお世話になりました。

まずは涙の役割から。

涙は血液から作られ、目に栄養と酸素を運びます。涙は血清です。

涙の成分です。マイボーム腺からは脂質が出て、涙をコーティングし蒸発を防ぎます。

水層は極めて重要な働きをします。自分の血液から作られた血清で、世界でただ一つ。どんな目薬も涙にかなう目薬はありません。

結膜から出るムチンで涙を角膜に貼り付けます。

新鮮な涙を供給する大切な働きがまばたき。まばたきをしないと目の表面に古い油が留まっている状態です。

さらに目を閉じると、副交感神経が働き、目を開けると交感神経に切り替わるのだそうです。

 

次はドライアイ。

涙量が10㎜以下だとドライアイだそうです。

なぜ涙が少ないのか。「涙量減少型」の加齢は仕方ないとして、寝不足(=睡眠の質が問題)も原因の一つ。

また、コンタクトの使用や市販目薬の乱用も要注意です。

ここでセルフチェック。

特に、10秒間まばたきが我慢できないのは、ムチンが少ないから角膜が乾き、脳からまばたきするように指令が出るからだそうです。要チェック!

 

いよいよドライアイ対策です。

涙の分泌量が減る夜には、PCやスマホは控える。深睡眠を習慣化すること。運動・食事でアンチエイジング。ブルーライトや紫外線、電磁波を遮る眼鏡を使用。目をこすらない。

小さなことからコツコツと、ですね。

ドライアイを招く筆頭はパソコン。便利でよく使うけれども要注意です。集中するにつれまばたきが減り、画面に近づいてブルーライトを多く浴びることになる。そして疲労を増大させる。

先生からのアドバイスは、画面をちょっと下に見るほうがブルーライトを軽減できてよいとか。それでも使い過ぎはダメです。

続いて夜型、乾燥、コンタクトレンズ。

LEDのライトで、青い光はブルーライトが多いので、昼白色がましなようです。

また首掛け扇風機は近くから目を乾燥させる原因だったとは、夏前に知りたかったですね。来年まで覚えていましょう。

まばたきをすると副交感神経のスイッチが入るので、交感神経状態を維持するために、ゲーマーは1分間はまばたきしていないとはびっくりです。

またDHAはサプリで補うことが必要です。

そして、目薬が必要なら眼科でもらいましょう。市販の目薬には防腐剤があり、涙を出なくさせるようですよ。

良い睡眠をとるためにどうすればいいか。

レム睡眠は体は休息しているが、脳は動いています。深睡眠になって初めて脳も休息できます。そのために、交感神経を抑える必要があります。寝る前のスマホ・ドラマは控えめに。良い睡眠に必要なメラトニンは21時頃に出ますよ。

そして先生からのお言葉

「寝床は寝るところ」!

 

 

眼輪筋を衰えさせない。

目袋除去は今や美容整形のトップだとか。

眼輪筋を鍛えるには

大いに笑って・泣いて!!」

無表情はダメです。眼輪筋トレーニングも続けましょう。

最後にドライアイ予防・改善体操を教えていただきました。寝る前にすると効果的です。ただし、何事も習慣化することが大切だと教えてくださいました。

立道先生、ありがとうございました。

午後 マジックを楽しもう

午後は、大阪市生涯学習センターの吉田廣三講師によるマジックの実演と講義です。お土産マジック付きということでワクワク。

 

 

吉田先生は寝屋川市在住で、市広報のマジック教室受講生募集を見て、通い始めたのがスタートだったそうです。

観客の笑顔(喜んでくれた!)が、人のために役に立っている喜びにつながっているようです。

早速にマジックを披露してくださいました。間近のしかも生のマジックに見入ってしまい、写真を撮る暇もありませんでした。

マジックの醍醐味は、固定概念や常識を覆すこと。いかにして観客をミスディレクションさせるかです。「いくら」は「いくら」?

楽しいおしゃべりと、鮮やかな手つきで繰り出されるマジックに、終始吉田マジックの世界に浸りました。

そして教えていただいたマジックはこの3つとティッシュペーパー。

ご家族や孫、自治会や近所で披露すればたちまち人気者になれるかも。ただし、ネタ晴らしをしないためには血のにじむ努力は必要ですね。

最後にハンカチマジックで拍手喝采。

マジックのお土産と、何よりも楽しいマジックショーの時間をくださった吉田先生、ありがとうございました。